デュラララの二次小説サイトです。
同人、BLネタをご理解いただけない方は速やかにUターンをしてください。
また、全て原作とは一切関係ございません。
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一方幽の部屋を出た静雄は池袋の繁華街に戻っていた。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ 「シズオ顔が赤いよ~寿司食べると直るよ」
露西亜寿司のサイモンが何の根拠もない言葉で呼び込みをする。
それに片手を上げて「またな」と言うとサイモンは「またきてよ」と背中越しに声をかけた。
静雄は再び池袋の街をあてもなく彷徨う。
とりあえず落ち着きたい。いや、落ち着こう、このまままた誰かに会ったら何か余計なこと言ったり、考えたりしてしまいそうだ。
フラフラと歩いていると道行く人たちは、あの最強といわれる平和島静雄の姿を確認して道を空けた。
「お、静雄じゃないか」PDAが大きくそう表示して静雄の目の前に出されるまで
静雄はセルティの存在に気づいてはいなかった。
「ああ、セルティか、やっぱりお前だと落ち着くな」
火種を巻いたのはセルティなのに当の本人の方が落ち着くというのもおかしいが、今はあまり他の奴らには会いたくないと静雄は思っていた。
「あれから臨也には会ったのか?」
セルティのPDAの文字を見て静雄は片手で口を押さえながら首を左右に振った。
これがあの最強と言って恐れられている平和島静雄かと思うと、何となく可愛らしい気さえする。
少し頬が赤く染まったその姿にセルティは後ろを向いて親指を立てた。
やっぱり静雄は臨也のことが好きだったんだ。それに気づいてなかったけど私が静雄に気づかせてあげたんだ。グッジョブ私!
セルティの心はウキウキとしてPDAの文字さえも浮かれているように思える。
「自分の心に素直になれ、顔を見ればきっと何とかなるものだぞ」
「そういうもんなのか?」
「ああ、そういうもんだ」
「じゃあ聞きてえけど、セルティにはそんな経験あるのか?」
セルティの体が僅かにビクンと揺れた気がした。
「それはあれだ静雄、本で読んだんだ。私はたくさん本を読んでいるからな」
「ああそうか」
静雄の一番いいところはすごく素直なところだと思う。
これだけ最強と恐れられていても心は子供のように純粋ですぐに人のことを信用する。
ただひとり折原臨也の言葉を除いては・・・
「じゃああのノミ蟲野郎に会いに行くか」
静雄はフラッと歩き出した。セルティはPDAに大きな文字で
「頑張れ」と打つと静雄は片手を上げながら
「おう」
と夜の闇の中へ消えていった。
<続く> 読了、お疲れさまでした。 セルティは妖精なのにこんなに腐らせてしまってごめんなさい。。。 でも腐ったセルティもステキだと思いました。 色々妄想すると新羅もそのうち調子に乗ってくると信じています。 それで周りから臨也と静雄をくっつけてしまえばいいと考えています。 いえ、あくまで妄想ですから・・・ PR |
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静雄幽兄弟、臨也が大好きです。
臨也と幽はいつも静雄のことで険悪だと思います。
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