デュラララの二次小説サイトです。
同人、BLネタをご理解いただけない方は速やかにUターンをしてください。
また、全て原作とは一切関係ございません。
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|  | 「おお、セルティ元気だったか」 ※ここからは18歳以上の方のみどうぞ 池袋南口公園のベンチで痩せた体にバーテン服を着てサングラスをかけた不自然な格好をしている男が愛想良く片手を上げた。 セルティはその男が座っていたベンチの隣に座ってPDAを取り出すと 「ああ、静雄も元気そうだな。その後はおとなしくしてるのか?」 と打つと静雄は苦笑した。 「まぁな、仕事じゃあいつもトムさんに迷惑かけちまってるから、極力抑えてる」 「正解だ。余計なことをして目立つこともなかろう」 「もっともだ。それより話って何だ?」 頭に手を置いてから静雄はセルティに向き直った。 「ああ、それなんだか・・・静雄は臨也を好きか?」 「嫌いだね」 静雄の体から僅かに何かが放出されている・・・様な印象を受けた。 「それは知ってる。私が知りたいのはそう言う事じゃない」 PDAの文字を見ながら静雄が首を傾けた。 「ん?どういうことだ?」 静雄はまた元の口調に戻った。 「お前は臨也が好きなはず」 セルティがPDAの文字を見せると静雄はスッと立ち上がった。 「悪い、いくらセルティでもその名前見ると吐き気がするってか何か壊したくなる」 「それが愛だぞ」 セルティのPDAの文字がネオンのようにちらついて見える。 (あれ?これって色つきだったかな?) セルティ自信も不思議そうに首を捻るがそれよりも静雄はポカンと口を開けている。 「よお、セルティ、意味がわからん。じゃあ俺が投げつけた奴全てを俺は愛してるって言うのか?」 「そんな考え方もあったか」 セルティはトンと拳を手のひらの上で叩いた。 「ところで、それが何だと言いたいんだ?」 静雄はセルティには怒らなかった。どんなに理不尽なことを言われてもセルティはいつでも純粋だから悪気などないことを静雄が一番よく知っていたからだ。 「静雄がまだ気づいていない静雄自身の愛を私が変わりに見つけてやりたいと思ったんだ」 やっぱりセルティはいい奴だ。俺のことを考えて俺のためにそう言ってくれたんだ。 静雄の中でセルティの言葉はいつしか絶対になっていた。 「だから静雄はきっと臨也を愛しているんだぞ。愛と言っても友情とか家族愛とは違うんだ。これは純粋に恋愛だ」 静雄は頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。 やっぱりこいつはただものじゃねぇ・・・妖精だって前に新羅が冗談で言ってたがそいつも満更嘘じゃねぇのかもしれねぇ・・・ 呆然とセルティのヘルメットを見つめていた。 「静雄?大丈夫か。最初気づいたときは誰でもそんなもんらしい。だが一度体の関係を結んでしまえばもう何の問題もないぞ」 PDAを見せながら親指を立てて前に出す。 「まかせろってか?」 「ああそうだ。いつでもお前の力になりたい」 心なしかセルティの言葉が弾んでいるように思えた。 <トムへ続く> PR |  | 
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臨也と幽はいつも静雄のことで険悪だと思います。
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